人生での失敗

人生での「無駄」という考えの他に、人生で「失敗した」という考えもありますが、これも私は人生で何かを失敗するということは何もないと思います。私達は、体験をするために現世で生きていると思います。
　
欧米では、聖書の影響が強いために、どうも人生で予め予定されていることが起こるとか、アカシックレコードとか、生まれる前に目標があるなど、人生の決定論的な考えをする傾向がありますが、これ全部聖書文化のせいです。
　
聖書では、預言とか復活とか、将来のことが暗示されています。西洋人にとって予め決められている方向へ収束していると考えるのは自然なようです。
　　
僕がもしも神様だったら、皆さんの人生で予め方向性を付けるなんてことはしません。そんなの超つまらないと思いませんか？ 勝手に人生やらせて、色々予測しなかったことが起こる、それこそ面白いのです！ それこそが本当の愛ではないでしょうか？ 各自に自由に体験させる、制限を付けない、本人に任せる、それが全知全能の心にゆとりのある神様のやり方だと思うのですが・・・
　
もちろん、魂の課題というのは、何かあるかもしれません。でも、それは予定していることを起こすことではありません。どういう課題にするかは、自由だし、いつでも変更可能です。
　
で、「失敗」に戻りますが、ですから元々予定されている目標はないし、だからこうならなければならないという目標も、各自それぞれ全く自由だし、目標や理想はどんどん変えていって良いのです。「失敗」という概念は自分が思い込みで作り出している、幻想に過ぎません。もちろん、それは逆に「成功」という概念にも当てはまります。成功も自分が思い込みで作り出している幻想です。
　
でも、だったら人生なんでもいいわけではありません。一つ一つの体験から学んで、それを活かせるかどうか、体験を活かしていく、そして、より豊かな体験をする、それが大事なのだと思います。